今回、レゴランドの中の人であるシェフ、だいすけさんにお話を聞く機会を頂きました。
レゴランド・ジャパンのレストランは、単なる食事をする場所ではなく、レゴの世界観を体験できる場所。
シェフのこだわりや、子どもたちへの想いが伝わってくるインタビューです。
パーク内レストランのすべてにおいて、お客様がレゴランドを満喫出来るように全力を注ぐ、シェフの熱い想いを記事にまとめました。
今回はいつもよりディープな作り手目線でレゴランドを見てみましょう!
インタビュー形式でお届けするよ!
えるふ
レゴランド歴7年目
3人の子連れで毎月来園
推しキャラはエレゴ(ぞう)
\インスタはじめました/
来園当日に便利なリンク集を用意したよ!
フォローやコメントが励みになります
すべてのレストランの責任者はシェフのだいすけさん
管理人(以下、えるふ):パーク内、ホテル内とイベントのカート等色々あるかと思うんですけども、そちらすべて責任者はシェフが?
だいすけさん(以下シェフ):はい、そうです。
えるふ:以前、プライベートでお邪魔した際に、イベントのカートにシェフが入っていらっしゃったのを拝見しました。普段からそういった形で現場に足を運んでいらっしゃるんですか。
シェフ:そうですね、季節メニューが始まると、しばらくオペレーションの様子を見に行きます。微調整が必要なことが多いので、やっぱり常に現場に行って自分でチェックしています。
途中で現場のアルバイトさんとかがものすごく忙しく追われちゃったりすると、一緒にやったり(笑)
昼間はパークメインで、夜はホテルの方にできるだけ現場に足を運ぶようにしています。
現在、開発メンバーは3人
えるふ:開発メンバーとしてはどれぐらいいらっしゃるんですか。
シェフ:パークの方は今3名でやってます。 パークの方は、現場にはアルバイトさんとか、フードのサービススタッフがメインでやっているので、 コンサル業務的な、オペレーションを組み立てたりするっていうのがメインなんですけど、それも含めて開発チームとして3名で。
ホテルの方はバリバリのシェフ連中が集まっていて、僕が作ったメニュー、レシピを渡すとそのまま再現できるメンバーがいるので、ある程度任せています。
地産地消や名古屋めしへのこだわり
えるふ:ホテルレストランは地産地消で素材にこだわっているということですけれども、ホテル内にあるどちらのレストラン(*)も?
*ホテル内には「ブリックスファミリーレストラン」と「スカイラインバー」の2店舗があります
シェフ:そうですね。割合で言いますと、スカイラインバーの方がメインになります。
ブリックスファミリーレストランでも、地元の食材を使っていくつかラインナップしてます。今ですと知多牛を使ったカレーなんかもご提供しています。
えるふ:パーク内でも地元の食材にこだわっているメニューはありますか?
シェフ:ナイトテーブレストランで骨付きポークを出してるんですけど、実は田原ポークを使ってます。愛知県田原市産の豚の骨付きポークですね。
ゲストの声が届く仕組みがある
えるふ:以前ナイトテーブルレストランにファミリーカレーセットがありましたが、今パーク内でシェアできるセットというと、チキンダイナーのチキンのセットぐらいかなと。
今後、こういったファミリーやグループ向けのシェアパックのようなものは予定していますか?
シェフ:やはり需要はあるとは思っています。何らかの形で、今のところまだそういうメニュー開発の予定はないですけれど、 これから先、全くやらないつもりではないです。
kpiの入力のマシーン(*)がいろんな場所にあり、ゲストの声も常に拾っています。
*パーク内にはアンケートで意見を残せる場所が何ヶ所かあります
メニューベースっていうのは年に4回大きく変えるので、例えば盛り付けであったりとかデコレーションとか、一気に変えるのは難しいですけど、 こうした方がいい、ああした方がいいっていうコメントは全て目を通して、変えれるものはもうすぐ翌日から現場に行ってチェックしています。
えるふ:ゲストとしてできることと言えば、スタッフさんに口頭で伝えることももちろんですけれど、パーク内にあるアンケートに答えるとか、そういったところになってきますかね。
シェフ:入力していただければ、 私たちも直接見ていますし、マネージメントチームの皆も私たちの上席メンバーも見ています。
ゲストエクスペリエンスのチームがそういう取りまとめをしてくれています。
各担当、例えばアトラクションへのリクエストがあればアトラクションの方にアプローチしてくれますし、フードに関する改善、新メニューであったりは私たちに届きます。
フードもアトラクションの1つ
えるふ:シェフの中で思い入れのあるメニューというのはありますか。過去のものでも結構ですし、今現在あるものでも。
シェフ:ちょっと前までミニフィグの形をしたケーキを出していたことがありました。その辺りはやっぱり自分たちの中で最もレゴを象徴するメニューでトップまでいったかなと思いますね。
これから先は、例えばレゴをモチーフにしたフードとか、ミ二フィグの形をしたデザートといったものを、もっとやっていきたいなと思ってます。
他にはブリックハウスバーガーは、形だけじゃなくて、実はパンの生地にも結構こだわりがありまして、ゲランドの塩を練り込んであったり、ソースも配合を繰り返し、10回、20回、30回ぐらいテストしてっていう。
おかげさまで、ゲストの皆さんからもアンケートで「レゴらしかった」というお言葉を頂きます。できればこういったものをどんどん展開していきたいです。
ブリックハウスバーガー
うちのメンバーやスタッフにもフードもアトラクションの1つだよっていう風に伝えてるので、 こういう非日常的な体験でほっと休憩したときに、食べ物が普通だとつまらないですよね。
そのまま次のアトラクション、次のショーに行ってもらうには重要なつなぎ役なんだっていうのを、開発チームも私もポリシーとしてやってます。
記念に写真で撮りたくなる盛り付けを
えるふ:SNSを通じて、来られていない方にも特別な体験を共有されることが多い時代です。写真映えを意識したメニューはありますか?
シェフ:デザート系なんかは、盛り付けにレゴブロックの形をしたチョコレートなどを乗せています。
あとカップですよね。カップなんかでも、実は顔の表情が30種類ぐらい違います。
食べ物に加えて、盛り付けのお皿とか紙皿とかも使って、何らかの形で子供たちが喜んでもらえたら。実際カップを持って帰りたいっていうお子様もたくさんいらっしゃいます。
えるふ:家族で来て、思い出で写真撮ったりするにもぴったりですね。
アトラクションやショーだけじゃない。フードも記憶の1ページに
えるふ:レゴランドでの食事を通して、来ていただく皆さんにどういった思い出を残してほしいと考えていらっしゃいますか。
シェフ:やはり、ここでしか体験できない食体験というものをご家族で共有していただきたいです。
自分自身の体験なんですけど、両親と一緒に行ったテーマパークのイメージなんです。そこで食べたものはやはり記憶に残っています。それを、その子供が大人になった時も、次の子供、自分の子供たちにも、記憶の1ページにしてもらえるような。
レゴランドでしか体験できないことを、アトラクション、ショーだけじゃなくて、フードでもやっていきたいです。
えるふ:最後に一言、頂けますでしょうか。
シェフ:実は次のワクワクももう準備完了しています。これからも皆さんに楽しんでいただけるフードを提供していきますので、ぜひお楽しみください!
えるふ:ありがとうございました!
取材を終えて
今回の記事は、いつもお届けしている攻略情報とはまったく別の角度からレゴランドの魅力をお伝えしました!
アトラクションやシーズンイベントなどももちろん楽しいですが、フードも季節ごとに見た目、味ともに楽しめるのがレゴランドの魅力のひとつ。
今回の取材でシェフから「フードもアトラクションのひとつ」という理念を伺ったときに、いつも子どもたちが「今日はどこで食べる!?」「これも食べてみたい〜!」と目をキラキラさせている姿が思い浮かびました。
ゲストの声にも目を通してもらえているのも嬉しいですね。
今後も進化し続けるレゴランドのフードメニューが楽しみです!
最後まで読んでくれてありがとう!